タガヤサンを知ろう

木材の名前

和名:タガヤサン
英語名:Bombay black wood
学名:Cassia siamea Lam.

別名

鉄刀木(テットウボク)、紫タガヤ、キレット(タイ)、ジャハール(マラヤ)

生息地

タイ、ミャンマー、インド、インドシナなどに分布

科名や属名

マメ科ジャケツイバラ亜科の広葉樹

気乾比重

約0.80

見た目

心材:濃褐色、黒褐色、帯紫黒褐色に淡い色の縞模様
辺材:白、灰色

主な使用目的

家具、床柱、指物、細工物、仏壇、楽器、ステッキ、箸など

特徴

タガヤサンはコクタンシタンと並ぶ「三大唐木」の一つで、希少価値の高い銘木として有名です。

奈良時代に遣唐使が唐から持ち帰って来たのがはじまりで、日本でも昔から高級材として愛されており、タガヤサンが使われたものは「和」を感じさせる上品な空間を作り出します。

独特かつ美しい淡い金色のような縞模様が魅力で、古くから寺社の装飾に使われたり、一時は紳士の持つステッキとして人気だったことも。

そんな高級木材のタガヤサンですが、現在では保護種に指定されており極めて貴重な木材となっています。

唐木は「邪気を寄せ付けない」といわれており、邪気払いや心を穏やかに保ちたい方が持つお守りなどに多く使われ乱伐採された歴史があります。
そのため輸出制限がかなり厳しくなり、現在の日本では簡単に手に入らない希少な材になっているのです。

タガヤサンは重厚感のある見た目や名前のイメージ通り、とても強い木材です。
「鉄刀木」という名前を持つように、鉄の刀のように硬く重い木で、耐久性や防腐効果にも優れています。

木材のなかでも最も硬い部類に入り、加工の際にはプロの技術が必要となります。

乾燥時に狂いやすくもあり扱いが難しい木材ですが、「鉄」と例えられるほどの強度を活かし、家を長く支える高級床柱として使われることも。

伐採直後は黒い色ですが、空気に触れると徐々に紫色を帯びた色に変化していきます。
表面は磨き上げるときれいな艶が出て、使い込むほどに光沢感が増していきます。

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希少価値の高い銘木は一般に目にする機会は多くなく、それゆえ特別なものとして独特で崇高な雰囲気を演出します。

タガヤサンは現在では大きい製品などはあまり見られませんが、その貴重さや品質の高さが魅力とされている代表的な高級木材です。

その強硬な佇まいで時に床柱として支えとなり、時に縁起のいいパワーウッドとして装飾品に愛用されました。
高い機能性から歴史背景、そして何より見た目の美しさを愛され、幅広い製品に使われています。

今は希少なタガヤサンの代わりとして代用の木材を使うことも多くなっていますが、やはり本物から感じられる雰囲気や美しさは唯一無二のものです。

落ち着いた色合いながらも存在感を放ち、人々の暮らしに長く寄り添ってくれる木材です。


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