木材の名前
コクタン(Ebony)
別名
黒檀
生息地
南アジアからアフリカにかけて
科名や属名
カキノキ科カキノキ属
気乾比重
約0.85~1.09
見た目
黒い木の名が示す通り、黒色が特徴的な木材です。
ほとんどの黒檀はチョコレートのような茶色と、そして黒色が入っています。
黒色が多く強い物ほど高品質とされ、価格も高く取引されます。
主な使用目的
日本では仏壇や仏具に使用される事が多く、一枚板を利用したテーブル等にも使われます。
印鑑や箸材、装飾品などの小物、一部の楽器材にも使われます。
用途としては幅が広い木材といえるでしょう。
特徴
日本に輸入された外来の木材の中でも、特に珍重された木材を唐木三大銘木と呼びます。
シタン(紫檀)、コクタン(黒檀)、タガヤサン(鉄刀木)の3種です。
三大銘木に入るほどにコクタンは非常に高い人気と知名度を誇る銘木です。
それに伴って、流通する商品名や価格帯なども多岐に渡ります。
その人気から、俗にいう紛い物も非常に多く、見た目だけの鑑別も難しい木材の一つと言えるでしょう。
コクタンの産出地によっても流通する商品名が異なってきますが、一般に流通する代表的なコクタンの種類としては以下の区分が多いかと思います。
・シマコクタン
・ホンコクタン
・マグロ
・アオコクタン
・アフリカコクタン
ヤエヤマコクタンのように産地を冠する商品名もあります。
業者や店舗によっても扱う名称は異なりますので、ご確認ください。
低品質のコクタンや、コクタンに近い木材に染色を施した塗黒檀という物も存在します。
現在では染色の技術も進化しており、写真などの見た目だけで判別する事は難しいでしょう。
実際に削った際の芳香で判別を付ける方法もあるのですが、低品質のコクタンを染めた物には使用出来ません。
銘木アトリエEqでは信用のおける材木商からのみ仕入れています。
本物のコクタンは、やはり大きな魅力があります。
コクタンを使用したアクセサリー類のオーダーなど、お気軽にお問合せを頂ければと思います。
またコクタンの種類指定などに関しても、ご連絡後に仕入れする事も可能ですので、まずはご連絡を頂ければ幸いです。
その黒く深い輝きは、古くから多くの人々を魅了してきました。
重厚な黒い輝きは、その堅さも含めて木材とは思えない程の仕上がりとなるでしょう。
銘木の入り口としては、非常にお勧めの木材になります。